メキシコ生活

メキシコで起業する ハイシーズン、ローシーズンを把握する

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メキシコでハンドメイド作家として生活しています。

時間が自由になる最高の生活☆

でも、安定はしていません。


販売の売り上げは月によって大きく変動します。
会社員の時はハイシーズンはただの繁忙期で、ただの忙しい時期だったけど、今の私にはハイシーズンは生死を分ける大事な時期。

ハイシーズンは休みなく週7で働きます。 

雇われ生活をやめて、スモールビジネスで生計をたてたいなら、是非シーズンの把握と準備をしてほしいです。

ハイシーズンからローシーズンへ収入の格差

ハイシーズンは週に4回、朝からお昼過ぎまで販売して、午後は少し日本語教室をしています。

月の収入は8万ペソくらい。100万円くらいです。悪くない!

こじんまりやってるスモールビジネスですので、ハイシーズンでこれくらいです。もっと手広くやっていればもっともうかるでしょう。

悪くない収入ですがこのハイシーズンは12月から4月まで。一年でたったの5か月。

5月以降は販売ががくんと減ってしまいます。

6月から10月までは本当に販売の収入がほぼゼロになります。暑すぎてだれも外にお買い物に行きませんから。

安くない和風雑貨をオンラインストアでお買い物するという需要もあまりなく。

だから、ハイシーズンにもうかって喜んでいる場合ではない。年平均にするとそんなに収入は多くない。

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バハカリフォルニアスールのローシーズンは5月~11月

気温が上がり始める4月、5月。バハカリフォルニアスールは本当に暑くなります。

だれも外に出ません。

それに一番の顧客の外国人永住者の人たちは、暑すぎてメキシコから離れてしまうのでこの時期いません。

そして、メキシコにもどってくるのは12月から1月にかけて。

だから、バハカリフォルニアスールは5月~11月はローシーズンです。超閑散期。

そしてクリスマス休暇を取り始める12月上旬までローシーズンは続きます。

販売の収入は、ほぼゼロです。

バハカリフォルニアスールのハイシーズンは12月から5月上旬まで

クリスマス休暇に外国人がメキシコで長期休みをとるので、12月に入ると急に経済が動き始めます。

メキシコ人も12月の初めからクリスマスプレゼントを準備し始めるので、メキシコ人のお客さんも多いです。


この時期に稼いでおけるかどうかが、その次の一年間の生活を左右するといっても過言ではありません。

メルカド自体は10月から始まるので、10月にはすでに準備万端でいなければなりません。

メルカドがスタートする時期ですから、いいメルカドのいい場所を確保するために最初の1,2回はおろそかにはできません。

でも、実際は10月11月はまだまだ客足は寂しい感じ。

売りに行っても行っても楽にならない、家計。でもがまんがまん。


世界のどこでもそうですが、クリスマス商戦が生死を分けます。

クリスマスマーケットがあったら、精力的に参加しなければなりません。

SNSでの宣伝もコンスタントにしなければなりません。

クリスマスに金をもらったキッズが買い物しに来るので、年末年始まで気を抜けません。


1月になると、少し人が減りますが、一月の後半からはクリスマス休暇を自国で過ごした本物のお金持ちが、寒い時期をメキシコで乗り切るためにやってきます。

そしてだいたい3月後半まで滞在します。

本当のお金持ちが帰国準備を始める3月も、頑張る時期です。

最後に、親戚やお友達にプレゼントを買って帰国するので、3月の帰国前はお買い物ウィークになります。




4月になるとだんだんさみしくなってきて、5月になるとほんの少しの希望を素にマーケットに通うことになります。

交通費と参加費と時給を計算して、赤字にならないようにするのが精いっぱい。

ここバハカリフォルニアスールは夏はとっても暑くなりますから、私の顧客層である外国人観光客はほとんどいなくなります。

日本人くらいです、夏に旅行するの。

ハイシーズンは積極的にメルカドに行く

いうまでもなくできる限り販売できるチャンスは活かさなければなりません。

いいメルカドがあれば遠くても出かけて行き、既存のメルカドはできる限り参加します。

同時にこの時期にファンを増やさなければなりません。

商品に関するたくさんのエピソードをお話しして、 商品を好きになってもらって、販売している私のことも好きになってもらいます。

投稿しなくてもよく売れる時期なのでInstagramの更新がめんどくさくなるのですが、この時期に頑張って投稿しておかないと来年につながる顧客を得られません。

ローシーズンには制作活動に専念

とにかくとにかく在庫を増やすことです。

意外と6か月は短くて、毎日頑張って作ってもクリスマス頃にはなくなっているものです。

そうしたら忙しい時期に販売も生産もしないといけなくなるので、本当にローシーズンは全力で作らなければなりません。


そして宣伝です。売りたいための宣伝と悟られないように、毎回違うエピソードを交え、ストーリー性のある写真を撮ります。

メキシコ内でも地域によって違うローシーズン

バハカリフォルニアスールは5月~11月がローシーズンですが、バハカリフォルニア北部や中央メキシコではシーズン到来時期が異なります。


メキシコシティやグアナフアトなどの中央メキシコでは5月から9月くらいまで雨季で、突発的な大雨がくることが多いです。

だから暑くはないけど雨季はあまりいいシーズンではない様子。

グアダラハラにいたときも少しメルカドで販売していたけど、雨の時期は行きませんでした。

一方、バハカルフォルニア北部、アメリカとの国境にあるティフアナは5月から7月くらいは涼しくて雨も降らないので、観光や商売にはとてもいい時期らしいです。


各地域でいいシーズンが違いますので、しっかり調べる必要があります。

ローシーズンはインターネット販売!?

暑くておきゃくさんが来ないなら、インターネット販売すればいいのでは、と思うでしょう。

でも、やってみたけどあまり機能しませんでした。

日本でいうメルカリやミンネ、楽天にあたるのは、こちらではMercado Libre と言います。

新品のものはもちろんのこと、中古の物やハンドメイドの物、日用品からカー用品まで、ほんとうに幅広い商品を見つけることができます。

近所に品ぞろえのいいお店がないバハカリフォルニアスールでは、重宝するオンラインストア。

しかし海外からの出店も可能なため、中国からの安い商品がものすごく多いのです。

写真とスペックしか情報のないオンラインストアでは、安い値段の前には輝くことが難しいです。

それにメキシコではEMSがうまく機能していなく、海外発送はDHLなどの国際宅急便となり、送料がとても高くなります。

そうすると、送料を”割と”抑えられるメキシコ国内だけがターゲットになってします。

インスタグラムで宣伝しているので、時々インスタグラム経由でメキシコ国内から注文が入りますが、あまり多くはないです。



まとめ

とにかくシーズンの把握は本当に大事。

シーズン間の収入の差もわかっていなければなりません。

そんなこと、サラリーマン時代にはひとつも考えなかったことだけど、それも自営業のおもしろいところ。

去年のローシーズンはのんびり制作しすぎて、ハイシーズンが始まったときに在庫がたりず、大変でした。

メルカドに行きながら、日本語教室もしながら、睡眠を削って制作する日々。

在庫不足によって逃した売り上げも多いと思います。

来シーズンはもっともっと売り上げが伸びるようにがんばります!

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