メキシコで食べたタコスはおいしかったですか！？
美味しいタコスのカギは、お肉の次にサルサです。
サルサsalsaってスペイン語でソースのことです。日本語だとタレ？
ゆでただけ、焼いただけのお肉でも、おいしいサルサで本格的メキシコ料理を楽しむことが出来ます。
ダンスのサルサは、ソースを作るときみたいにダンサーがぐるぐる回るからサルサという名前になったらしいです。
日本でも作れるかもしれないので、参考にして下さい。
Pico de Gallo ピコデガジョ
玉ねぎとトマトとチレをみじん切りにして塩をちょっといれてまぜただけです。
でもこれがタコスには必要なんです。
色が緑と白と赤で、メキシコの国旗の色なので、サルサメヒカーナと呼ばれることもあります。
日本の場合はチレを青唐辛子にすればいいので、日本でも作れます。
材料
- トマト 適量
- チレ(青唐辛子) 適量
- 玉ねぎ 適量
- パクチー 適量
- 塩 少々
写真のものはパクチーのみじん切りも入れてますが、いれなくてもいいです。
コツは、赤(トマト)と白(たまねぎ)と緑(チレ・パクチー)が同じバランスになるようにすることです。
Salsa Roja サルサロハ
日本で作れそうな本格サルサです。
材料
- トマト 一個
- たまねぎ 四分の一
- 乾燥チレ guajillo, chile de arbol (鷹の爪) 適量
- ニンニク 二個
- 塩 小さじ１程度
大きい乾燥チレ・グアヒージョ(guajillo)は、赤い色を付けるためのものでほとんど辛くありません。
辛みは日本の鷹の爪と同じものを使います。チレデアルボルといいます(chile de arbol)。
日本で作るときは鷹の爪だけでできますが、すごく辛くなるので、トマトと玉ねぎの量で辛みを調節する必要があります。
乾燥チレは洗って、ヘタを取ります。
塩以外の材料を全部一緒に10分くらい水でゆでて柔らかくします。
冷めたら塩とゆで汁と一緒にミキサーにいれてペースト状にします。冷めないうちのやるとミキサーが爆発するので、冷めるまで待ってください。
ペースト状になったら、ストレーナーとか茶こしで漉してください。でないと舌触りが邪魔しますので。ここ大事。
鍋に入れてお好みの固さになるまで水分を飛ばします。
最後に塩加減を見て、完成。
鍋で水分を飛ばすときに、エパソテ(epazote)というハーブを一緒に煮て香り付けすることが多いです。エパソテは煮終わったら、取ります。
なくても大丈夫です。
Salsa Verde サルサベルデ
青トマトが手に入ったらぜひ試したもらいたいサルサです。
簡単でまちがいなく美味しくなりますから、おすすめ。メキシコ人旦那が毎回絶賛しています。
材料
- 青トマト 8個
- チレ(青唐辛子) 3本くらい (お好みで)
- 玉ねぎ 半分
- ニンニク 二個
- パクチー 適量
- 水 少々
- 塩 少々
青トマトは皮をとってきれいに洗います。
青トマト、玉ねぎ、にんにく、チレを直火かフライパンで焦げが付くまで焼きます。油は不要です。
さましたら塩、水、パクチーと一緒にミキサーでペースト状にします。
***水は極力少なく、もしくはなしで、青トマトの水気だけでつくるほうがおいしいことがわかりました。
塩加減をみて、完成。
辛すぎたら玉ねぎを追加します。辛くなかったらチレを追加します。
出来立てより時間がたった方が辛みが減るので、味見の時にはちょっと辛すぎるくらいでいいと思います。
水っぽかったら、鍋に入れて水分を飛ばします。
青トマトは熟す前のトマト、ではなくて、別のお野菜です。ほうずきとか、なすに似ています。
半分に割るとこんな感じ。
日本で青トマトが手に入らない場合は、熟す前のトマトを代用することもできると思いますが、
メキシコの青トマトには酸味があって、それが大事なんです。
もし熟していない青いトマトに酸味がなくて苦みがあるようだったら、代用できません。
熟す前のトマトにはトマチンという毒性が含まれ、加熱では消滅させることが出来ないそうです。
でも毒性が体に悪影響を及ぼすのは、一度にトマト15個分のトマチンを摂取した場合、めまいなどの症状が出ることもあるそうです。
いくらなんでも一度にそんなにたくさん食べないので、毒性については大丈夫でしょう。。。
苦みがないかどうかだけ、確認してから使ってください。
まとめ
サルサが出来たらお肉を焼いて、トルティージャをフライパンで温めて、タコスの完成です！
ワカモレもあったら、一緒にタコスにのせます。
本当のワカモレのレシピはこちらをご覧ください。
おいしいタコスの条件は、やわらかく調理されたお肉と、ひきたてるサルサ、この2つがとても重要です。
いや、お肉が適当に焼いただけのものでもサルサがおいしかったら、それでオッケーです。
それくらいサルサは大事なもの。
日本語で“レシピ タコス”と検索すると、だいぶ違うものが出てくるんです。
日本のみなさんにも本当のタコスを知ってもらいたいのです。
ロコタビでメキシコへの旅のご相談承っております。