メキシコを旅行だけで済ますのはもったいない。
メキシコで働いて、メキシコで生活して、本当の意味でメキシコを満喫したい！
それに、永住権を取るためには4年間就職していなければなりません。
就職するまでのプロセスをご案内いたします。
求人の探し方
友人の紹介や、フェイスブックの求人広告で仕事を探すこともできますが、安心安全確実なのは人材紹介会社を利用することです。
派遣会社ではないので、紹介してもらって就職が決まったら、それでサービス終了です。
まずは人材紹介会社のホームページに登録します。
その後担当者から連絡が来て、オンラインで担当者と事前面接をします。
面接の際に、就職先に求めること、こだわりたいポイント(勤務先、業種、給与など)、アピールできることを伝えます。
ＶＩＳＡ取得前の最初の仕事のとき、まだ更新の必要があるときは、就職先にＶＩＳＡサポートがあることは必須ですので、その旨伝えて下さい。
スペイン語を使った仕事をしたい場合は、スペイン語での面接もします。
スペイン語はまだ勉強中で英語ならいける、という場合は英語での面接をします。
語学がダメな場合は、それを伝えればいいだけです。選択肢は少なくなりますが、皆無ではありません。
事前面接のあとに、条件の合いそうな企業を紹介してくれて、興味があれば面接のアポイントを代理でとってくれます。
在メキシコ日本商工会議所もおススメです。商工会議所の場合、事前面接はありません。
おすすめの求人サイト
在メキシコ日本商工会議所
「求人・求職」のページから現在求人のある会社をみることができます。
企業名も乗っているので、希望の企業にピンポイントで面接アポイントを依頼することもできますが、求職登録をしてオファーを待つ方がいいと個人的には思います。
どうしても有名な企業を選びたくなって、選択肢を自分で狭めてしまいますから。
TOP
はじめの転職をしたときにお世話になりました。
希望に合った企業の選定や面接のアドバイスなど、本当に行き届いたサポートをしていただきました。
企業のほうからも信頼されているのが感じられました。
就職してからも社長自ら、就職先の会社にご挨拶に来てくださいました。
初めてお会いしたら、ものすごくお若くてびっくりしました。
Leverages Career Mexico
結局ここでは就職しませんでしたが、事前面接して、とても親切に情報を提供してくださいました。
おすすめです。
アグアスカリエンテスとかレオン周辺の企業に強いらしい。
QUICK GLOBAL MEXICO
中国にもアメリカにもグループ会社を持つ大手の人材紹介会社のメキシコ法人。
ホームページの情報が充実していて助かります。
企業との面接
面接の日時が決まったら、あとはこぎれいな格好をして面接でアピールするのみ。
一次面接はオンライン面接で、すでにメキシコにいる場合は、企業で二次面接がある場合もあります。
日本から面接を受ける場合は、オンラインの一次面接だけです。
面接の服装はスーツでなくてもいいです。
清潔感のあるシャツと、ジーパン以外のズボン、サンダル以外のくつで大丈夫です。
シャツはポロシャツが一般的です。ワイシャツでも、もちろんいいです。
ボタンダウンシャツは日本ではフォーマルではありませんが、メキシコでは大丈夫です。
スカートはお勧めできません。(オンライン面接の場合は見えませんが)
メキシコではスカートをはくのは夜遊びするときとパーティのときだけ、みたいな暗黙の了解があって、会社でスカートをはいているとすこし違和感があります。
日本人駐在さんの中には、女の人がメキシコでスカートをはくのは危ないと強く思っている人もいるようなので、ズボンがおすすめ。
くつはひどく汚れていなければスニーカーで大丈夫です。
爪の見えるサンダルは、避けた方がいいでしょう。
通訳時代、面接の仕事もしましたが、そういうサンダルで面接を受けた人を見たことがありませんから。
初出社の時の服装もこんな感じでいきましょう。
カラーコンタクトとかつけまつげをして、面接したり、出社するのはどうなんでしょうか。
日本人の大人の方々はやっぱり抵抗があるので、しないほうがいいと思います。
日本の就職面接と同じように、事前に企業のことを調べるのは必要ですよ。
何をあつかってるとか、どこのサプライヤーなのかとか、どこに支店支社があるかとか簡単なことです。
ここからは個人的な意見と経験によることですが、
就職したらどんな貢献ができるかとか、前職でどんな手柄があったか、等は聞かれません。
前のキャリアを生かしてほしいより先に、とにかく日本人が欲しいらしい。
志望動機、つまりどうしてその会社と面接をうける気になったかだけです。
就職してから前向きに仕事に取り組む気持ちを伝えることが出来たら、とにかくメキシコに住みたくて、ＶＩＳＡのサポートをしてもらいたかったと正直に言っていいと思いました。
(注)あくまでも個人的な意見です！すべての企業にあてはまるわけではないので、ご自身の判断でお願いします。
どんな職種があるか
日常会話程度のスペイン語ができれば、すぐ通訳になれます。通訳は万年不足していて、日本人はひっぱりだこです。
もしスペイン語に自信がない、ほとんど話せないという場合でも、日本人の顧客や取引先の対応をする仕事を見つけることができます。
旅行会社系は、少し英語が必要です。少し。
スペイン語も英語もできたら、超高給取りになれるでしょう。
日本語の先生の仕事は日本語だけでできますが、日本語教師の資格が必要で、お給料が安いです。
会社の中でスペイン語のクラスを受けさせてくれるところもあります。
日本でやっていなかった業種にチャレンジするチャンスです。
面接のオファーがあったら、受けてみましょう。
メキシコで多い求人
- 通訳/翻訳 (車関連の製造会社が非常に多いです)
- 通訳兼事務
- 日本人顧客向け営業職(輸入業、保険、流通が多い)
- 在メキシコ日本企業の総務、経理、等
- 語学学校の日本語教師(圧倒的にメキシコシティが多いです)
- ツアー会社 ......その他にもたくさんあります
私は人材紹介会社に勤務地も業種もこだわりなし、と伝えました。
法律事務所と、複数の車の会社、旅行会社からオファーがあり、面接をしました。
最初の仕事は在メキシコ日本商工会議所から紹介されたイラプアトの車の会社の通訳に決めました。理由は、その会社が一番最初にの連絡を内定をくれたからです。それだけです。
長年の観光業の経験があったので、旅行会社から熱烈オファーがありましたが、時間外労働が多そうだったのでやめておきました。
お給料の目安
お給料は月に額面で20,000ペソもらえれば十分すぎるくらいです。
十分に生活できますし、楽しめるし貯金もできます。
上記、人材紹介会社のクイックグローバルのホームページによると、今は新卒未経験で初任給25,000ペソ以上とのこと！そんなにもらえるなら、サラリーマン生活に戻るという誘惑に負けてしまいそう。
企業によっては住宅費を負担してもらえたり、交通費を負担してもらえたり、付加価値のあるところがあります。
一方、日本人の中にはもっと高額のお給料をもらっている人はわんさかいます。
40,000ペソとか60,000ペソとか、あるいはもっと。
でも他人は他人、自分は自分。
他の人と比べないで、まずはメキシコに住むことを第一に考えて仕事を見つけましょう。
このような高額のお給料は経験のある通訳さんで、お仕事もそれなりに大変ですよ。
たくさんお金をもらって、必死に働くためにメキシコに移住するわけではないですよね。(人によりますが)
私の通訳の初任給は23,000ペソで、住居手当なしでした。
十分でした。
メキシコで就職してから気をつけること
会社で働くときに上司や同僚との関係をよくするはとても大切です。
日本でも、メキシコでも。
メキシコで就職したら、ほとんどの場合上司は日本人でしょう。でも、一緒に働くのはたくさんのメキシコ人です。
日本の常識とメキシコの常識、かなり違います。
日本での当たり前をメキシコ人に強要してはいけません。
押し付けようとしたら、とたんにメキシコ人同僚との関係が悪くなって、うまくいく仕事もうまく運びません。
仕事を頼むには、それが自分よりも新人だったり、地位の下の人でも、まずはフレンドリーな言葉をかけて、笑いあって、それから仕事を頼まなければなりません。
ミスややり方の違いを大きな声で指摘したり、責めたりするのはマナー違反です。
メキシコ人は RESPECTOをとても大事にします。
リスペクトは、“尊敬”ではなく“尊重”です。
各個人の考えや生き方を尊重しないと、メキシコでは教養のない人間として認識されます。
他の国に住まわせてもらってるんです。メキシコの在り方を尊重しましょう。
日本の常識とメキシコの常識、どちらにも寄り添わないといけないので大変なこともあります。
四年たって永住権をとったら、そんなめんどくさい人間関係から解放されますから、四年間だけがんばって！
メキシコの職場の雰囲気
前述したとおり、日本人社員との間には多かれ少なかれ距離がありましたが、メキシコ人の同僚同士はどこの会社でもすごく仲が良かったです。
メキシコ人同僚と仲良くなったら、家族のイベントにも誘ってくれたりします。
誕生日にはデスクに風船とかケーキとか花でデコレーションして、その人の出社を待つのが恒例です。
和気あいあいです。
是非！メキシコ人同僚と仲良くなりましょう。
仲良くなったら楽しいだけではなく、仕事も格別に円滑になります。
まとめ
いろいろ不安があっても、まずは問い合わせしてみませんか。
日本での転職があんなに大変だったのに、あっという間に仕事がみつかって拍子抜けするかもしれません。
仕事がみつかったら、あとはメキシコでの新しい生活を満喫するだけです。
楽しいですよ。
日本で転職したくてでも動き出せなくて悩んでいた30歳の頃。
メキシコで使ったみたいな人材紹介会社を、あの頃も使えればよかったなあ。
まあ、それもあって今があるので結果オーライ。
最近は転職エージェントを使うのは一般的なんですよね。↓こんなやつ。メキシコの就職先も紹介してくれたりしないんだろうか。
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