メキシコ生活

メキシコで中古車を買う

aquico

広いメキシコでは車があると便利。

なくても生きていけますが、車がある方が住む場所の選択肢が増えます。

サーフィンやキャンプが好きだったら、車は必須!

新車を買うお金があればいいですが、なければ中古車を買うことが出来ます。

そしてメキシコでは中古車エージェントを通さないで中古車を買うのも、わりと普通。

Facebookのマーケットプレイスや、路上に置いてある車に「$」のマークがあれば販売中です。

でも、そんなところで中古車を買っても大丈夫なの!?

壊れてない?盗難車じゃない!?

そんな不安は当然のこと。

トラブルにならないように中古車選びの注意点をお知らせします。

まずは運転免許

国際免許では車は買えません。

市町村に運転免許センターがあるので、書類をそろえてお金を払えば運転免許が発行されます。

教習所に通う必要はありません。

都市によっては試験がある場合もあるので、事前に確認が必要です。

試験がある場合もすごく簡単ですが、道路標識が日本と違うので事前のお勉強が必要。

証明写真と在留許可【FM3 または FM2】の原本、パスポート原本が必要です。

一度免許をとってしまえば、メキシコ全土で使えます。更新は4年に一回700ペソくらい払うだけです。(値段は州によって違うので要確認)

更新の際は、古い免許証と、FM3(在留カード)、パスポート、公的料金の請求書(住所の記載のあるもの)が必要です。

更新手続きも30分くらいで終わります。

中古車を買うときに注意すること①車の状態

フェイスブックのマーケットプレイスで中古車販売の投稿をすることがすごく多いです。

道に駐車中の車に値段がかいてある場合もあります。

すごく安く売っています。22,000ペソっていうのも見たことがあります。19万円くらいです!

でも、車の状態がいいかどうか心配。。。

車に詳しい人に一緒に確認に行ってもらいましょう。

試乗して、変な振動がないか変な音がしないか、窓やドアはスムーズに開くか閉まるか、確認してから買います。

もちろんバンパーを開けてモーターとかいろんなタンクに損傷がないか液だれがないかも見て確認します。

全部のドアを外からを中から開けてみたり、窓を全部さげてみたり、シートを倒してみたりもします。

後から故障に気が付いても補償してくれません。

私は中古車販売の経験のある大家さんにお願いして、ティフアナで買ってきてもらいました。

メキシコではすごく古い車も現役で使われています。

10年くらい前の車はとても新しいほう。大体が15年くらいの車です。もっと古いものも販売されているし乗られています。

値段もそれなりに安いですから。

安い車を買うならそれなりに不具合もあるでしょう。

値段と状態のバランスを見て、決断しなければなりません。

中古車を買うときに注意すること②ナンバープレート

アメリカに隣接したメキシコですから、アメリカからやってきた安い中古車がとても多いです。

車の登録がアメリカのままなのか、メキシコの登録に変更されているのか、はじめからメキシコのものなのか、確認しなければなりません。

ナンバープレートに記載された都市の名前をみればアメリカのものか、メキシコの車かわかります。

このナンバープレートはカリフォルニアと書いてあります。アメリカのナンバープレートです。

メキシコのナンバープレートがないと、州をまたがった移動ができません。空港やフェリー乗り場などの公的な場所に駐車することもできません。

また、メキシコ人がアメリカのナンバープレートの車を運転していると警察に止められることが多いそうです。

買うときからメキシコのナンバープレートが付いていることが最良ですが、アメリカのナンバープレートでも、メキシコの登録に変えることが出来ます。

その場合はナンバープレートを買う料金がかかります。(後の項目で説明します。)

できますが!メキシコのナンバープレートに変えることが出来ない車があります。要注意!! 

次の項目をご覧ください。

中古車を買うときに注意すること③車体ナンバー 

アメリカの登録の車でも手続きをすれば、メキシコのナンバープレートに変えることが出来ます。

REGLARIZACION DEL COCHEといいます。

でも、登録を変えられる車と変えられない車があります。

登録を変えられない車を買ってしまった場合は、空港にいけないし、売りたいときも高く売ることが出来ません。

警察におびえながら運転しないといけない。

買うときに、車体ナンバーを確認しましょう。

車体ナンバーはフロントガラスの運転席側(左側)のガラスからギリギリ見えるとことにあります。

J4G7XXXXX556WW...みたいな、数字とローマ字がまざった18桁前後のものです。

もしくは車のTITULO(証明書)にも記載があります。

はじめの文字がアルファベットの場合は、メキシコへの登録可能な車です。

始めの文字が数字の場合は、登録不可の車です。

初めの文字がアルファベットであることを必ず確認してください。

中古車を買うときに注意すること④必要書類

盗難車を買わないように、税金が不払いの車を買わないように、必要な書類を確認します。

下記の書類がない場合は購入してはいけません。

  • 盗難車ではないことを証明する書類 メキシコ政府のレターヘッドに印刷されています。
  • TITULO 車の番号と製造年月日などが専用の用紙に印刷されています
  • FACTURA 車のディーラーから購入した時の領収書
  • メキシコのナンバープレートの場合は TARJETA DE CIRCULACION (毎年ナンバープレートのお金を払っている証明書)

中古車を買ってから必ずすること①メキシコのナンバープレートに変える REGLALIZACION DEL COCHE

※メキシコのナンバープレートの車を買ったらこの手続きは必要ありません。

アメリカのナンバープレートの車の場合で、車体番号が確認できたら、メキシコのナンバープレートに変更する手続き” Reguralizacion del coche " をしましょう。

まずは下記のホームページから手続きの予約と支払いをしてからSECURETARIO DE SEGURIDADの事務所に行きます。

https://www.gob.mx/sesnsp/articulos/regularizacion-de-vehiculos-usados-de-procedencia-extranjera?idiom=es

予約しないでいくと、長蛇の列に並ぶことになります。

必要書類、規定などは年によってコロコロかわりますので、事前に事務所に行って確認するか、上記ホームページから確認しておいたほうがいいでしょう。

費用はだいたい合計で4500ペソくらいかかります。

手続きが終わったらその場でメキシコの都市名の入ったナンバープレートをもらえます。

中古車を買ってから必ずすること②保険にはいる

保険に入っていない車もメキシコにはいっぱいありますけど、絶対に保険は入っておきたい。

メキシコの車両保険はいろいろあります。例えば下記の会社。

  • abc
  • AXA
  • QUALITAS
  • GNP
  • MAPFRE

見積もりを取ってみて、自分に合った条件の保険を速やかに契約しましょう。

abcがすごく安かったので最初の年はabcで契約しましたが、カバー内容を考えて次の年はQualitasにしました。

自分は安全運転でも、おかしな運転をする人にぶつかられる可能性は大いにあります、そしてぶつかってきた車が保険にはいっていなくて支払い能力がない可能性もありますので、保険はなるはやです。

中古車を買ってから必ずすること③LA TARDETA DE CIRCULACIONのお金を払う

年に一回SECRETARÍA DE FINANZAS Y ADMINISTRACIÓNでナンバープレートのお金を払わなければなりません。

料金は350ペソ~750ペソです。

一年のうち早い時期に払えば安くて、12月のぎりぎりになるほど高くなります。早めの支払いがお得。

その時に TARJETA DE LA CIRCUACIONというカードとその年の年号が印刷されたシールもらいます。

係りの人が車の状態を見て、写真をとります。

ひどく損傷している場合は、TARJETAがもらえない可能性がありますので、事前に修理するか指示に従って修理してから再度申請に行きます。

フロントガラスに年号の入ったシールを貼って完了。

このシールが更新されていないと道で警察に罰金を取られます。

フロントガラス、もういい加減直さないとと思いながら1年以上たちました。

2022年のシールを剥がしてガラスが割れたら嫌だから、貼ったままなんです。

中古車を買ってからすること④安全運転

ほんとうにこれに尽きます。

急がないでゆっくりゆっくり。

のんびりしているここバハカリフォルニアスールでも、おかしな運転をする人は少なからずいます。

ウィンカー出さずに急にまがったり、すごいスピードで駆け抜けて行ったり。

何をそんなに行き急いでるんだか。

車同士の事故も気を付けなければなりませんが、道を歩いている動物にぶつかる危険性もあります。

牛とか馬とか山羊とかが予想もつかないところにいるし、動物は割と自然の色に溶け込んで見つけにくいのです。

可哀そうに路肩で絶命している動物をほんとうによく見るんです。

小さい猫ちゃんとかも。

痛い思いをして、路上に放置されてかわいそう。。。。

自分の為にも動物の為にもゆっくり安全運転したいものです。

まとめ

2007年のJEEPのlibertyを買いました。17年前の車です。90000ペソでした。(85万円くらい)

いろんなところが摩耗して修理もいっぱいしたけど、いい買い物だったと思っています。

全く運転したことがなくてゼロから運転の練習を始め、二回くらい柱にぶつかったので新車じゃなくてよかったかなあと。

(一回目はナンバープレートがとれました。二回目はタイヤの上のプラスチックのカバーがとれました。どちらも自宅に駐車する時で、大事にはいたりませんでしたが車はぼろくなりました。)

買ったときは古い車とは思えないくらいピカピカでした。買ったときは。。。

同じ車種を新車で買ったら10倍くらいの値段だから、色々修理代かかったけどまあいいかと思っています。

もっと運転が上手になったら、新しい車を買いたいです。

中古車ディーラーももちろんあります。大手の車メーカーでは下取りされた中古車も売っています。

でも、全然安くないんです。

コンパクトなセダンで30万ペソとか。280万円くらい。

その値段なら、新車買いたくないですか!?

中古車は2万ペソ~15万ペソの間でたくさんあります。日本円で18万円から130万円くらい。

ひろいメキシコ、とくにバハカリフォルニアスールのような田舎では車がないと超不便。

でもお金がないときは、安い中古車を買ってもいいと思います。

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