メキシコ生活

メキシコの治安と防犯

aquico

メキシコといえばすごく治安が悪いというイメージですけど、来てみるとそんなことはないです。

メキシコは広いですから治安がいいところも悪いところもあって、全部の地域が危ないわけではありません。

危ない場所に近づかないで、最低限の防犯をしていれば、とても平和に生活できますよ。

スリや置き引き、強盗などの犯罪が日本に比べると多いのは事実ですが、気を付けていれば防げるものです。

よくある犯罪と、予防の方法ついてご案内いたします。

私自身は被害に遭ったことはありませんが、まわりの人があったことがあるものです。

置き引き

カフェやレストランで荷物を置いて席取りをしない、椅子の背に荷物をかけないのは、もちろんのこと、テーブルに置いてあるものをふとしたときに、さらっと取られちゃうことがあります。

テーブルの上に置いたもの、隣の椅子に置いたもの、かばんホルダーにかけたものから目を離さないことが大事です。

スポーツ観戦とかコンサートとか、仮設の階段状の観覧席に座るときは、椅子の下からカバンを取られることもあるので、そういった椅子の下に歩けるスペースのある場所では、必ず膝の上にかばんを抱えて持たなければなりません。

ビーチに行った時は、砂浜にかばんを置いて海にはいるでしょう。

ちいさいセフティボックスを買っておいて、コードで柵とかにつないで置くといいでしょう。

私はサーフィンするとき、車のカギをセーフティボックスに入れて車の後についてるスペアタイヤのところにコードでつないでいます。

砂浜にかばんをもっていくときは、ライフセイバーのいすのところか、レンタルサーフボードのボードラックにコードをつながせてもらっています。

こんなやつです↓


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スリ

バスの中とか、バーとか混んでいる場所ではかばんは前にかかえて持ちましょう。

パンツのおしりポケットに財布をいれてはいけません。

人通りの多い道を歩く時も、気を付けた方がいいです。

かばんの入り口をしっかりしめて、気を付けながら歩きましょう。

リュックのジッパーに番号ロック式のかぎをつけているのをみたことがあるけど、布製のバッグの場合あんまり意味がないし、かえって目立つのでいいとは思いません。


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車上荒らし

人気のないビーチでも、車のカギはかけてください。

誰もいないビーチでのんびりしていたら、車の中のもの全部ぬすまれたという話を聞いたことがあります。

鍵のかかった車の窓を壊したり、鍵をこわしたりというひどい犯罪はあんまりないんです。(なくはないですが。。。)

携帯やお財布を見えないところにしまって、ロックするだけで、充分防げます。

ひったくり

よく聞くのはスマホに気を取られていたら、近づいてきたバイクとか自転車にスマホを取られるというもの。

道でスマホを見なければいけないこともありますが、周囲への注意を忘れずに!

iphonを使っている人は特に。

歩きながらスマホやタブレットを操作すること、イヤホンをして歩くことはやめましょう。

また、まだ人通りがある午後5時ごろのグアダラハラセントロで、普通に道を歩いていたメキシコ人セニョーラが、向かいから歩いてきた人にパールのネックレスを引きちぎられたのを見たと、友だちが言っていました。

パールのネックレスがすごく価値のあるものだったかどうかはわかりません。

本当に高価なものを身に着けるような人は、いつも車利用で、徒歩で移動しませんから。

でも、高そうなものを身につけないほうが無難です。

ネックレスじゃなくてピアスだったらと思うと、恐ろしい。。。

空き巣

ホテルや家を空けるときは必ず鍵をかけましょう。

というわたしは時々、窓のカギをかけずに外出していますが。。。。

家を借りるなら近所の人と仲良くなっておくこと、ホテルに泊まるなら治安の悪そうな、いやな雰囲気のある通りのホテルを選ばないことです。

カード詐欺

クレジットカード払いをするときに、カードをすり替えられたというのを聞いたことがあります。

カード払いをするときは、カードを預けずに自分のところまでカードターミナルを持ってきてもらって、目の前で決済してもらってください。

決済に不具合があっても、ターミナルに挿入するとき以外は、お店の人にカードを渡さないでください。

ぼったくり

これは治安とは関係ないですけど。

買い物するときとか路上でタコスを食べるときとか、メキシコ人よりも高い金額を言われるかもしれません。

これはぼったくりではなく“外国人価格”なんです。

タクシーだったら、乗る前に金額を聞いておくことで防げますし、買い物だったらメキシコ人と一緒に行けば防げます。

たいした金額ではないので、外国人価格で払ってもいいと個人的には思いますが。

暴行

さすがにこれはまわりにも遭遇した人がいないので、詳しくはお知らせできませんが、すごく酔っぱらっている人とか、嗅いだことのない臭いがするところには近づかないほうがいいです。

バンで寝泊まりしているカナダ人女子の友達が、夜寝ていた時のこと。車のドアをコンコンされてあけてみると、酔っぱらっているらしい男の人に「ヤラセテくれませんか?」と言われたらしい。

「はあ!?」といったら、普通に帰っていったそうですけど。

サンホセのビーチで、メキシコ人とアメリカ人と私の、女子三人でキャンプをしていた時、夜12時くらいに知らない男の人がテントの中に入ってきたことがあります。

何が起こったのかわからずに固まるアメリカ人女子と私。

そしたら素早くメキシコ人女子が立ち上がって、男の人の髪の毛をつかんで大声を出して、追いだしました。ラテンの女、強い。

その後は車の中に入って鍵をかけて寝ました。

結果何もなく、無事に帰ることが出来ましたが、防犯の準備を何もしていなかったこと、近くに他のテントがないところで寝たことを反省しています。

その男の人は全く暴力的な感じではなく「お待たせー」みたいな感じで、ふらりと入ってきました。

たぶんらりっていて、ハッピーすぎて誰かと話したかったのかもしれません。話すだけならいいけど、何がしたかったかわかりません。メキシコ人の友達がいなかったらどうなっていたことか。

催涙スプレーか、武器にもなる大きい懐中電灯を用意しておかないといけませんでした。

こんなやつ↓ でも、催涙スプレーてこんなに高いの!?身の安全にはかえられないか。。。


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それは家やホテルにいるときも同じです。

密室状態の家に、突然知らない人が入ってきたらどうしますか!?

この時以来、家で一人で寝るときは、万が一人が侵入してきたときに身を守る方法を考えておくようになりました。

我が家の場合は、下に家族同然の大家さんが住んでいますから、窓からビンとかコップとかを投げて音を出して助けを呼ぼうと思います。もちろん戸締りはしっかりして寝ます。

でも、なんかもっといい案があったら教えてください。。。

家でも旅先でもそういった経験は、その時一度きりです。でも、常に身を守る方法を考えておかなければなりません。

これはメキシコだからではありませんよね。日本でもそういう事件のニュース時々見ますから。

警察にも要注意

酔っぱらって道を歩くのは本当にやめたほうがいいです。

悪い人がからんでくるかもしれないし、それに、警察が酔っ払いからお金取ることがあるんです。

よくわからない理由をつけて、逮捕すると言って脅します。そして、お金を払ったら開放すると言ってくるんです。

酔っ払いは酔っぱらっているから、ちゃんと話し合いが出来なくて、結局お金を払ってしまいます。

カップルの男の人が対象になることが多いように思います。

以前にフェイスブックの記事で見たことがあるのは、アメリカ人と思われる夫婦の旦那さんが警察につかまって6000ペソ要求されたというもの。いかにもお金持ってそうな北米系の中年の旦那さんでした。

奥さんは捕まった理由が納得いかないということで、フェイスブックに投稿していました。投稿にコメントしたローカル曰く、そのあたりではいつも警察が、捕まえる酔っ払い探しているとこのこと。

という私たち夫婦もこれに遭ったことがあります。フェイスブックの投稿と同じ場所でした。

ペロンペロンによっぱらったメキシコ人旦那が、急に警察に呼び止められて、手を後ろに回されました。

その警察は「君は悪くないけど、君の旦那が叫んだりしたから捕まえる」と言っていました。叫んだだけで捕まえるのか!?そして叫んでいません。

頼りになるはずの旦那がペロンペロンだし、スペイン語がままならない私と警察が口論しても、いい結果になるはずはないと思ったので払いましたよ、50usd。

50ドルはその時持っていたお金がそれだけだったからです。ペソは持っていませんでした。

そんなかんじです。本当に何もお金を持っていなかったらどうするつもりだったんでしょう。

でも50ドルは当時1000ペソなので、メキシコ人警官にとっては充分だったので解放したんだと思います。

そもそも捕まえたのはペロンペロンが日本人と一緒にいたからなんでしょうけど。

メキシコの良くないところは警察が信用できないってこと。だから、犯罪にあってしまっても警察は頼りにできないし、予防するしかないんです。

日本の警察がよく働くからそれが普通だと思っていたけど、海外では違います。

強盗

武器を持っていたらもうどうしようもありませんので、持っているもの全部渡して抵抗しないでください。

命に代えられるものはありません。

武器をもった強盗は、昼間や人の多い場所では発生しません。

だから、夜の人通りが少なくなる時間に一人とか二人の少人数で歩かないのが、防げる方法です。

ドミニカ共和国に住んでいた時、昼間の時間に人通りの多い道を歩いていたら強盗にあったという話を聞いたことがあります。

人通りが多いから大丈夫と思っていたら、付近を歩いていた人みんなグルだったらしく、全員殴りかかってきたそうです。

メキシコではなくてドミニカ共和国のはなしです。

危ないといわれている地域

でも!メキシコの中の一部の地域ではドミニカ並みに危ないところもあるらしいです。

メキシコ人が口をそろえて治安が悪いと言っているところは、イラプアトとセラヤ、レオンです。

日本人向けの仕事が多い所ですよね。メキシコで就職を考えている方、参考にして下さい。

昼間でも、メキシコ人の男の人でも、強盗にあう危険性があるので徒歩では移動しないそうです。

もしそこに住む場合は、就職先に出勤時の送迎を頼んでください。

銃撃事件はメキシコマフィアの闘争によるものがほとんどなので、外国人はよっぽど運が悪くなければ遭遇することはありません。でも巻き込まれないようにしたいです。

マフィアが多く治安が悪くて有名だったアカプルコは、近年警察官の数が増えて、警備が強化されているので昔ほどは危なくないらしいです。

他にマフィアが多いのはシナロア州ですけど、シナロアは観光するところもそんなにないので、日本からわざわざ行く人はいないのでは!?もし行く場合はご注意下さい。

メキシコシティやグアダラハラは場所によって治安が良かったり悪かったり。安いものが売っている地域はお金を必要としている人が多いので、スリや置き引きに気を付けたいです。

治安のいい地域

それはトドスサントスとラパスです。(非常に個人的な意見ですいません。)

人口密度が違いますから、犯罪も起こりにくいです。

犯罪ゼロではないですが、少ないです。

他に、観光地だけど人がそんなに多くないところは、治安が割といいと思われます。

サンパンチョ(ハリスコ州)とか、プエルトエスコンディート(オアハカ州)とか、メリダ(ユカタン州)とかでしょうか。オアハカの首都もやチアパスも悪くないです。

あとは観光地ではないけどアグアスカリエンテスも治安は悪くないと聞いています。

まとめ

いろんな犯罪についてお話ししましたが、私は警察にお金を巻き上げられたのと、テントに知らない人が入ってきた以外の被害にはあっていません。(それだけで十分!?)

メキシコの観光でいくような都市は、あまりびくびくしながら歩く必要はありません。

必要以上に警戒しながら歩いていると、かえって目立ちますからね、リラックスして楽しんでください。

歩きスマホ・タブレット、イヤホンをしないことだけは、徹底してください。

日本人は平和ボケしています。平和ボケさせてもらえるのは、優秀な日本の警察のおかげです。日本以外の国に行く場合は、それなりに防犯意識が必要だということを知らなければなりません。

治安の良い日本に住めて幸せですか?

それより世界に共通する正しい防犯意識を身に着けて、海外旅行/海外生活をもっと楽しみたくないですか!?

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メキシコの物価についてもご覧ください。

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