トドスサントスの名前を聞いたことがない人も多いと思います。
日本語の情報は本当に少ないです。住んでいる日本人が少ないですから。
通年トドスサントスに住んでいる唯一の日本人が、トドスサントスの魅力をお伝えしていきます。
トドスサントスはメキシコ西部の太平洋側、バハカリフォルニア半島の下のほうにあり、カボサンルーカスとラパスの間にあります。
ラパスからもカボサンルーカスからもバスで1時間40分。車で1時間くらいです。
中心地はとても小さく、あるいてぐるっと回っても30分くらい。
小さい市街地の外に、サボテン類の野原が広がっている自然の豊かなところです。
そのサボテンの森の中に、突然あらわれたおしゃれスポットがトドスサントスです。
Contents
治安が良くてきれいな街並み
メキシコの他の町にに比べるときれいで整備されています。
中心地にはオーガニックコットンのナチュラル系ワンピースや雑貨のお店、手作りのコスメのお店、ヤシの葉やマンゴなどの木を使ったインテリア雑貨のお店など、こだわりのセレクトショップが並びます。
イタリア人が作るピザ屋や、フランス人がつくるパン屋、クオリティの高いクラフトビールのバーもあります。
欧米人シニアの移住者が多い
アメリカ人の移住者がすごく多いです。
みんなリタイヤ後か、セミリタイヤのおじさまおばさま達。
カナダやフランス、イタリアの人も多いですが、特にアメリカのコロラド出身の人がやたらと多く、公用語が英語かと思うくらいあちこちで英語が聞かれます。
英語しか話せない方もかなりの割合います。
お金持ちのシニアたちが住み始めたから、こぎれいでメキシコにしては高いお店やレストランができたのでしょう。
治安がいいのも、金持ちシニアが住みたくなる理由のようです。
ライブイベントがよくありますが、MCは英語です。
メキシコじゃないみたいだけど、それはそれで面白い。
アジア人はほとんどいない
トドスサントスでアジア人を見ることはまずありません。数人住んでますけどね。
日本人観光客に遭ったことがあるのは6年くらい住んでいて、3回くらいしかありません。
日本人のいないところでアウェイ感を楽しんでみたい人にはおすすめです。
スペイン語が話せなくても大丈夫。ドル払いOK
欧米人が多いので、ローカルは大体、英語が流暢です。
スペイン語がわからなくても、英語が少し話せれば住むことも可能。
そして、レストランやバー、お店で米ドルでの支払いができるところもあります。
レートはそんなに良くないので、米ドルを使わないことをお勧めしますが。
タクシーとかバスはペソだけなので、最低限の現地通貨は必要ですよ。
UBERはつかえない
メキシコ全土に普及しているUBERですが、トドスサントスにはUBERいません。
ちょっと徒歩ではとおいスポットや、レストランが多いので、レンタカーを借りておくか、送迎サービスのあるホテルに宿泊しておくのがいいでしょう。
タクシーがいますが、トドスサントス全体で二台か三台しかいませんので、あまり融通が利かないうえ、高いです。
プライベート送迎サービスのご相談もロコタビで承っております。
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おすすめのシーズン
行くなら10月なかばから1月の間がおすすめ。
寒すぎず暑くなく、海は入れるくらいの温度なので十分楽しめます。
それに秋は、映画祭や死者の日、ビール祭り、オクトーバーフェストなどのイベントがもりだくさんです。
毎日どこかしらのレストランやバーで生ライブを楽しむこともできます。
7月から10月初めまではすごく暑いです。33度くらいです。
海の水もあったかくて、肌の出ている部分が強い日差しにジリジリと焼けて、辛いです。
しかも、レストランやカフェなど、だいたいオープンエアなので、クーラーはきいていません。
そもそも暑い時期は閉店しているお店が多いです。
特に8月後半から9月末まではハリケーンシーズンで、湿度が加わってさらに暑いし、停電になったり断水したりしますので、この時期は避けた方がよさそうです。
そのあと10月後半になると、急に涼しくなって、トドスサンテーニョスは寒がります。
寒いと言っても20度くらい。夜も16度くらい。
夏服にフリース、ビーサンでいいかんじ。なんて快適な冬なんでしょうか。
北米からたくさんの外国人がきてにぎやかになります。みんな寒いの苦手なんですね。
たくさん人が来ると言っても、大混雑するわけではないです。
涼しい気候は6月まで続きますが、2月から6月中旬までは、海の水が冷たすぎて入れませんので、ビーチ関連は楽しめません。サーフィンするなら3㎜のウェットスーツがマストです。
海に入らないなら、4月と5月はあたたかくて人が少なくていいかもしれません。
5月をすぎるとお店が閉まり始め、イベントがなくなりはじめます。
くじらがみられる
冬になると11月から3月くらいまでは毎日クジラが近くまできます。
高台から太平洋を見下ろすと、ほぼ毎日、クジラがジャンプするのを見ることができます。
海まで降りたら、赤ちゃんのクジラが岸のすぐ近くまで来るのが見えます。
ホエールウォッチングツアーに参加しなくても大丈夫です。
ウミガメの放流を見られる
トドスサントスのボランティア団体が、ウミガメの卵を孵化させて、海に帰しています。
8月後半から1月の半ばまでです。
だいたい毎日午後4時か5時ごろ見ることができます。
でも子ガメが海に入るまでは、さわらないで遠くから見て下さいね。
自由に見ることが出来ますが、参加するのは要予約有料です。
場所はこちら↓
中心地から歩いて40分くらいです。歩けますが、宿泊先に送迎サービスがあればお願いしたほうがいいです。
海に沈む夕日がきれい
人生で初めて水平線に沈む夕日を見ました。
おすすめスポットはla pozaです。トドスサントスから車で片道10分。
歩くと40分かかりますが、歩けます。
トドスサントスの正面のビーチは太平洋に面しており、その先に島も半島もないので、夕日は何にも遮られず、海に沈みます。
雲がない時は本当にきれいに水平線に沈みますし、雲があるときは、空全体がオレンジともピンクとも言えない夕日色に染まります。
ここの海は流れが強くて泳ぐのにもサーフィンにも向いていないので、誰もいません。
夕日だけをみるスポットなんです。
イーグルスの曲のモデル!?ホテルカリフォルニア
トドスサントスに有名な観光スポットがあります。
それは、ホテルカリフォルニア。
1970年頃大ヒットしたイーグルスの曲「ホテルカリフォルニア」、ご存じですか。
アメリカのバンドです。
あのホテルカリフォルニアのモデルになったホテルがここにある、とわれています。
歌の中ではゴーストホテルみたいな感じです。
でも!イーグルスは架空のホテルを曲にしたのであって、アルバムのジャケットに使われている写真もビバリーヒルズホテルという他のホテルです。
だから、ここのホテルカリフォルニアがあの曲のモデルになったのは本当ではありません。
でも、皆さんホテルの前で写真撮っていきます。
ホテルの中にはイーグルスの曲に関係ないポップな可愛い雑貨を買うことができます。
ホテルの隣には、地元手工芸品のマーケットがあって、メキシコらしいお土産日や、ほかにはないユニークなアクセサリーを見つけることができます。
トドスサントスには関係ないけど、イーグルスのホテルカリフォルニアはとてもいい曲です。メロディーも歌詞も天才的。
おもしろい解説の動画を見つけてしまいました。
ラパスからトドスサントスへの行き方
ラパスからはAguilaというバスに乗ります。
ラパスのマレコンにAguilaの大きいバス停があります。そこでチケットを買います。
始発は朝6時、終バスは夜9時半。一時間に一本程度バスがあります。
チケット代は片道180ペソ。クレジットカード払いできます。
チケットカウンターでチケットを買うときフルネームを聞かれるので、名前のローマ字表記がわかる身分証明書の写真を携帯に入れておくと便利。
インターネットからも予約できます。
https://autobusesaguila.com/home
インターネット予約の場合は予約画面をチケットカウンターでみせて紙のチケットを発行してもらう必要があります。
だから、バス出発時間の15分くらい前までにはチケットカウンターにいかなければなりません。
また、往復チケット(ラパス⇔トドスサントス)を買うと、10パーセントの往復割引があります。
トドスサントス中心地の Parque Pinoという公園の前のバス停でとまります。
トドスサントス内は徒歩で行けるところが限られるので、快適に観光するためにも、運転免許をもっていたらラパスの空港からレンタカーを借りるのがいいかもしれません。
ヨーロッパ人のバックパッカーはよくヒッチハイクで旅をしています。
トドスサントスからカボサンルーカスへの行き方
トドスサントス中心地 PARQUE PINOの向かいのバス停からバスに乗ります
トドスサントスからバスに乗る場合、チケットカウンターは朝9時からよる7時までしか開いていません。それ以外の時間に出発するバスは、運転手に直接お金を払います。
満席の時は乗れなくなるので、込み合う時期(12月から5月)は、前日にチケットカウンターに行って、買っておくことをお勧めします。
インターネットで予約した場合も、紙のチケットを発行してもらう必要があるので、カウンターが開いている時間にいかなければなりません。
トドスサントスからカボサンルーカスまでも、片道180ペソです。
カボサンルーカスのバス停は市街地から少し離れていて、歩いて25分くらいかかるので、バスを降りたら目的地までUberを使うのがいいです。
まとめ
トドスサントス!?なにそれ、おいしいの?くらいにしか思っていなかった皆さんも、少しは来る気になったでしょうか。
すてきなところですよ。
自然にかこまれてアートを楽しみ、ゆっくり過ごしたくなるトドスサントスです。
皆様のお越しをお待ちしております。
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