ラテンの国が好き、日本を出てみたい、でもいろいろ不安で決めかねている、そんなあなたの背中をぐいぐい押したいのです。
メキシコに住み始めて8年目。100パーセント幸せです。日本が恋しくなったことは一度もありません。
その理由をご紹介します。
Contents
意外と治安がいい
メキシコはあぶないというイメージを持っている人は多いと思います。でも、メキシコって広いんです。日本の6倍の面積有ります。
その広いメキシコですから、危ないところも、危なくないところもあります。
ここトドスサントスや、ラパスはとても治安が良く、それが理由で欧米からリタイヤされたおじさまやおばさま方がたくさん移住してきます。
夜暗くなってからでも、歩いても大丈夫。
でも!時々空き巣とか車上荒らしがあったというのも聞くのは事実です。
出かけるときの戸締り、貴重品から目を離さないこと、高そうなものを目立つように持たないことは海外どこに行ってもするべき注意です。
バハカリフォルニアスールに来る前は、グアダラハラに住んでいました。
メキシコシティ、メリダ、オアハカ、チアパスなどなど、メキシコ国内もたくさん旅しました。
私のメキシコ歴で、危ない目に遭ったことは一度もありません。
メキシコ人がみんな口をそろえて危ないという地域はイラプアトとかセラヤ周辺です。
この地域は日本人向けの仕事たくさんあるんですけどね。。。
わたしもメキシコに来たばかりのころの7年前はイラプアトに半年住んでいました。
そのころはそんなに危なくなかったんですけど、最近はメキシコ人の男の人でも、強盗に遭わないように徒歩移動はしないそうですよ。
あとは治安が悪くて有名だったアカプルコですが、近年は警察官の数がふえて各地に動員されたので、治安が良くなっているらしい。
アグアスカリエンテスはきれいで治安がいいと聞いています。
これから住む街を決める方は参考にしてください。。。
断然トドスサントス、ラパス、カボサンルーカスがおすすめです。
日本人向けの仕事がたくさんある
メキシコにはアメリカを市場とする車関係の企業がたくさんあります。
有名な車のメーカーはもちろん、それらのサプライヤーの会社、それに付随した日本人向けの不動産、運送業などなど、メキシコにはたくさんの日本企業がはいっています。
それらの会社は常に日本人を探しています。
メキシコは日本人にとって就職バブルなんです。(氷河期の逆って、バブルでよかったでしょうか。。。)
英語、スペイン語ができればもちろんいいですが、できなくても日本人であるだけで採用したいという会社も少なくありません。
スペイン語ができたら通訳がいいです。高給ですから。
日本で仕事が好きになれないとか、仕事が見つからない場合は、メキシコでの就職を考えてみて下さい。
嘘みたいにすぐに仕事が見つかります。転職も簡単です。
仕事の見つけ方は別の記事でご紹介していますのでご覧ください。
脱サラできる
今は、ハンドメイド作品をオンラインやイベントで売っています。
こちらの写真は布ぞうり作りのワークショップをしているところ。
フリーランスで日本語のクラスもしています。
それだけで、十分生活できるし貯金もできます。
仕事は一人で完結できるので、上司や同僚にいらいらすることもなければ、時間も自由です。
毎朝11時までサーフィンして、その後夜8時までオンラインで授業をしたり、製作をしたりして働きます。
11月から5月の間だけ、週に3日、一日5時間くらい販売イベントに作品を売りに行きます。
日本では14年間くらい、社畜でした。睡眠不足だし肩がいつも凝っているし、ストレスで情緒不安定だったし、いつもお金の心配していて、なんのために生きているのかわからなかった。
ストレスが溜まっているから、毎日飲みに行って憂さ晴らしして、散財してお金の心配してという負のループ。
メキシコに着いてからはもうストレスを感じることもなく、お酒飲んで発散する必要もないので出費も少なくなり、日本にいたときよりも金銭的には余裕のある生活ができています。
ここで、心にも体にも優しい生活を手に入れることができました。
日本の企業戦士のみなさん、仕事生活に疲れたら考えてみませんか。メキシコで脱サラ。
”企業戦士”も”脱サラ”も、きっともう死語ですよね。今は何て言うんだろう。
(注)就労ビザでメキシコ入りする場合は、はじめの4年間は働かないといけないです。それだけ、ご了承ください。
詳しくはこちらをご覧ください。
スぺイン語 話せなくても大丈夫
これは、ロスカボスとトドスサントス、ラパスがに限ります。たぶんカンクンも大丈夫そう。
(前述したように言葉が話せなくても、就職できるケースもありますので検討してみてください。)
北米やヨーロッパからの観光客で成り立っている観光都市は、大体の人が英語を話します。
特にトドスサントスは、スペイン語をまったく話せないまま20年以上住んでいる方も多いです。
それが良いかどうかはさておき、若干の英語がわかれば、大丈夫です。
メキシコの他の地域で、観光都市ではないところは、スペイン語ができないと厳しいかも。
スペイン語は英語よりも覚えやすいですから、勉強してみることをおすすめします。
スペイン語を勉強するための記事も書いています。
ごはんがおいしい
やっぱりメキシコは料理がおいしい!
辛い物が好きな人はもちろん大好きになるし、辛くないおいしい食べ物もたくさんあります。
タコスとワカモレだけではありませんよ。
とうもろこしでつくったちまきみたいなタマレス、ホルモンを煮込んだスープのメヌード、ヤギの煮込みビリア、魚介のサラダのセビッチェ 等々本当にいろんな種類の食べ物があります。
メキシコ料理についてのうんちくは、また別の記事でご紹介したいと思います。
どうしても日本食が恋しくなったら、日本食材をあつかうお店がメキシコ各地にあります。
ラーメン、うどん、納豆、味噌など日本から輸入した食材を買うことができます。お店にないものも、取り寄せてもらえます。
日本食レストランもしくは寿司レストランは、正直おすすめできません。メキシカンナイズされたもので、マヨネーズとかチーズとかアボカドとか入っているし、少ない量でもお値段が非常に高いです。
それなら、確実においしくて安いメキシコ料理、食べたいです。
外国語で話すと気持ちが伝わる
メキシコに住んで8年、まだまだスペイン語は勉強中です。
100パーセント伝わるわけではないから、一つのことを伝えるのに、何回も何回も説明しなければならない時が多々あります。でも、何回も説明するから、ちゃんと本当の気持ちが伝わると思っています。
外国語で生活するのはちょっと大変だけど、逆に便利だと思っています。
日本では、当然ながら日本人同志、日本語で話します。でもだからこそ、誤解を生むことってありませんか。
悪気がないのはわかっているけど言われて傷ついたこと、そんなつもりで言ってないのに相手にムッとされてしまったこと、ありませんか。
物価が安い
メキシコは何と言っても物価が安い!
といってもここバハカリフォルニアスールはメキシコの中では、物価の高い地域です。
それでも月に15,000ペソ(約12万円)あれば、十分生活できます。
今住んでいる賃貸アパートの家賃は一月5000ペソです。(約30,000円)(トドスサントス中心地/1K/広いテラス付)
お肉のタコスはひとつ35ペソ(約290円)、二つ食べれば40代女子はおなかいっぱい。
セビッチェ(シーフードのサラダ)は、二人分で200ペソ(約1600円)。
グアダラハラだったら、おなじクオリティーのタコスはひとつ15ペソ、以前住んでいたマンションの家賃は、今の部屋の三倍くらいの広さで6000ペソでした。
トドスサントスでの私一人の一か月の出費はだいたいこんな感じ
トドスサントスの一か月の出費タイトルテキスト
- 家賃 5,000ペソ
- ガソリン 3,000ペソ
- 電気代 200ペソ
- 携帯電話 200ペソ
- 食費、交際費 4,000ペソ
水道代は家賃に含まれていて、キッチンのコンロとシャワーの温水は電気なので、ガスは使っていません。
食費交際費が高いのは、ビールをたくさん飲むからです。
もっと倹約すれば、もっと安く収められるけど、自由に生きてこんな感じの出費です。
アウェイで生きる快適さ
ここでは、外国人ですから、まわりと違っても「外国人だから」で済みます。
それに、メキシコ人は各個人の生き方、やり方をお互いに尊重しあうというのを大事にしています。
私らしさを尊重してもらえていると、思います。
日本の同調圧力や、「らしさ」「こうあるべき」から抜け出したらこんなに楽になれました。
自宅のテラスから見える青空です。
メキシコ人は本当にやさしくて気が利く
困っている人はできるかぎり助けるのがメキシコ人です。
誰かに親切にしてもらったら、ほかのだれかに親切にしてあげる、というのがメキシコ人のポリシーのようです。
運転中にパンクしちゃったら、駐車中にバッテリーがあがったら、JAF的なサービスを頼まなくても、近くにいる誰かに頼めばタイヤ交換手伝ってくれるし、ケーブルで自分の車のバッテリーとつないでくれます。それがメキシコの普通。
こちらは先日駐車場でバッテリーが上がっちゃったとき。5人くらいの知らない人が集まってきて手伝ってくれました。
この間セビッチェをたべにレストランに行ったときのこと、二人のお客さんが4人席に、次に一人のお客さんが4人席に座って、ちょうど満席になったとき、四人組のお客さんが来ました。
そしたら、先に入った二人組と一人が「じゃあ、私達が相席しましょうか」と話して、テーブルをあけてあげました。
その二人と一人は友達でも、知り合いでもないんです。店員さんに相席を頼まれたわけでもないんです。
もちろん相席してからセビッチェ食べながら話してて、最終的には友達になっていましたけどね。
自ら進んで狭いテーブルで相席して、仲良くなれるメキシコ人。
他の人のために気を利かせることができるメキシコ人。
そういうところが大好きです。
まとめ
とにかく、メキシコに住むのは快適だということです。
どうしてもっと早く移住しなかったのかと思っています。
絶対に後悔させません。皆様のお越しをお待ちしております。
まあ、いいことばかり言っていても逆に説得力がないので、メキシコに移住するデメリットもこちらの記事で紹介しています。
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