シャドーイングってしってますか。
ボクシングの人が何もないとこで打つ練習をするのもシャドーイングですが、言語学習のシャドーイングは、それではありません。
音声を聞いて、聞いたままを真似することです。
シャドー“影”のように、音声の後にぴったりついていくことです。
プロの同時通訳の人もスキルアップにシャドーイングを取り入れているとか!
でもむずかしそう、と思っていますか。
難しいです!
でもわたしはスペイン語勉強し始めて二か月目から始めました。
超初心者、スペイン語でなにを話しているのか、ちんぷんかんぷんの時からです。
でもこのシャドーイングが発音の練習と、聞き取りの練習と、語彙の学習にとても役に立ったと思っています。ほんとうです。
難しくて辛いけど、シャドーイングしましょう。
大丈夫、できるようになるから。
おすすめの一冊
シャドーイング練習に100パーセントお勧めしたい、むしろこれしかないと言えるくらいの最強の本はこちら。
三修社「スペイン語作文の方法」《構文編》《表現編》
私は楽天で買いました。
〈新版〉スペイン語作文の方法[構文編]音声DL対応 〈新版〉スペイン語作文の方法[表現編]音声DL対応この本はCDがついていますが、ダウンロードもできます。
1フレーズが短いのでやりやすい。
いろんな文法をいろんな例文で、教えてくれるのです。
これより便利な本は今のところ見つかっていません。
ダウンロードだけして、本を買わないでシャドーイングすることもできてしまいます。
でも、本には有効な情報がわんさかあるので、絶対に買った方がお得。
スペイン語の勉強に便利な本は英語に比べると、すごく少ないです。
この本は確実に役に立ちます。
おすすめのPODCAST
最近はPODCASTとかYOUTUBEもいろんなものがあります。そのなかで大事なのは、音声通りのテキストをよめることだと思います。
まずは私の一押しpodcastです。
https://www.spanishpodcast.net/spanish-101/greetings-and-farewells/
こちらのSPANISH PODCASTは音声通りのテキストを見ることが出来ます。
アレックスというスペイン人が、早すぎず遅すぎないスピードで、しかも心地よい声で話してくれます。難しい文法を使わないので、初心者に超おすすめです。
テーマはスペイン語の勉強の仕方と文法の説明なので、シャドーイングしながら文法の疑問も解決できるかもしれません。
ただ、音声全部は長いので、どのフレーズでシャドーイングするか決めなければなりません。
まずは初めのアレックスの自己紹介の部分でいいでしょう。
"Hola, Todos. Mi nombre es Alex. Estais escuchando Spanish Podcast punto net, una pagina web que se permite mejorar vuestro nivel de español
progresivamente"
シャドーイングするのではなく、聞き流すだけでもいいかもしれません。
ただ、アレックスの声が落ち着いているので、聞いてるうちに眠くなってしまうかも。
シャドーイングのやり方
シャドーイングは一文聞いて繰り返すのではなく、一文が終わらないうちに、耳に入った言葉を発音するんです。
一文が終わっていないから、言うのと聞くのと同時にすることになります。
脳が忙しい。
はじめは短いフレーズでやります。字幕のある音源をつかいましょう。
こんな手順です。
1.テキストを見ないで音だけ聞いてみる
なんらかの単語を拾うことはできると思います。できなくても大丈夫です。
2.テキストを見ながらもう一度聞く
テキストを読んで理解してから、もう一度聞きます。
わからない単語があったら意味を調べます。
3.テキストを音読する
音なしで、自分のペースで音読してみます。音声とは似ても似つかない発音になっているかもしれません。それでもいいんです。
4.音声を聞いてすぐにリピートする
できるだけ、音声の発音イントネーションを真似するようにします。大事なのは真似すること。
音なしで音読した時と、明らかにちがった発音、ありますよね?
そこだけ何回か聞いて、同じように発音することです。
冒頭の”r”と”rr”の巻き舌は丁寧に発音したいところです。
あと、巻き舌もできてるのになんかちがう場合は、母音が強すぎるのです。
母音を強く発音すると、すごく日本人ぽいスペイン語になります。
音声を注意して自分の発音と比較してみて下さい。
5.シャドーイングする
一文が終わらないうちに、耳に入った言葉を発音します。音声に影のようについていきます。
音が耳に入ったらすぐに口から発音して、聞きながら発音する。
言うのと聞くのを同時にしているので、はじめはちゃんと言えません。
“Me gusta mucho .. ふがふが. de goya.”みたいになります。それでもいいんです。
(もとの文は Me gusta mucho los cuadros de goya です。“私はゴヤの絵が大好きです”)
1~5のプロセスを何回も何回もいったりきたりして、同じフレーズを繰り返しシャドーイングするうちに、だんだんできるようになるから大丈夫。
単語と単語のつなぎかたも大事です。
上記の文では”los cuadros de” というとこだけ、何度も練習しました。
✖ ”ロス クアドロス デ”
〇 ”ロSクアDロSデ”
“ロス LOS” のSは ”ス”じゃなくて ”S”ですよ。 母音のUを発音しないようにします。
そして“ロス LOS”と“クアドロス CUADROS”は続けて言います。
ざっくりですけど、そんな感じ。わかっていただけますか。。。
1フレーズを音声と同じスピードで同じように発音できたら、気持ちいいですよ。
一日1フレーズだけで十分です。
音にしっかりはっきりついていけるようになったころには、フレーズに出てきた語彙と文法と暗記できてるってワケ。
毎日やったら、300フレーズ程度とそれに含まれる単語と文法を覚えられていることになります。
大声で話さなくてもいいんです。自分にだけ聞こえる声でいいです。間違ってもいいんです。だれも聞いていませんから。
こちらの動画でシャドーイングの仕方を説明してくれています。
この人は英語の先生なので、英語でのシャドーイングの方法を説明していますが、やり方も理論も同じです。
この人おもしろい。なんでこんなに日本語ペラペラなの。
まとめ
スペイン語のシャドーイング教材はまだまだ少ないし、シャドーイングって簡単じゃない。
でも、断然おすすめの学習方法です。
もちろんこれだけでは話せるようになれませんよ。
でも、ローカルっぽい発音が身に着きます。
がんばりましょう。
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